草原の輝き
ジャッキー吉川とブルーコメッツ の シングル
リリース 1968年6月
ジャンル グループ・サウンズ
時間 2分47秒
レーベル 日本コロムビア
チャート最高順位
15位(オリコン)
ジャッキー吉川とブルーコメッツ シングル 年表
白鳥の歌
(1968年) 草原の輝き
(1968年) さよならのあとで
(1968年)
『草原の輝き』(そうげんのかがやき、英題=Summer Grass)は1968年6月30日に発売されたジャッキー吉川とブルーコメッツの楽曲である。作詞は橋本淳、作曲は井上忠夫によるもの。当時、新進気鋭の作・編曲家として売り出し中であった筒美京平がアレンジを手がけている。
この曲は結果的にCBSレーベルから発売された最後の作品となったが、これとは別にもうひとつ、洋盤としての「COLUMBIA」レーベル(L盤)から発売された、異なったヴァージョンを収録したシングル盤が存在する(発売年月日不詳。ジャケット写真はレーベルを除いて全く同じ)。CBSレーベルからのヴァージョンがティンパニーとチェンバロの音で始まり、全体的にストリングスを強調しているのに対し、COLUMBIAレーベルから出たヴァージョンはドラムの音で始まり、全体的にグループ自身の演奏をより前面に押し出した形になっている。
(なお、カップリングの「マイ・サマー・ガール」(英題=My Summer Girl)についてもそれぞれアレンジが異なり、CBSレーベルのものがサビでバックコーラスを強調、COLUMBIAレーベルのものがサビでオルガンを強調、といった違いがある)
しかし、1990年代に数多く出されたグループ・サウンズのコンピレーションCDでは、なぜか決まってCOLUMBIAヴァージョンの方が収録されていた。その後CBSヴァージョンは、2000年に発売されたアルバム『ブルー・コメッツ パスト・マスターズ 1965-1972』に初収録され、ようやくCD化された。それ以降、各種コンピレーションCDにはCBSヴァージョンの方が収録されることが多くなっている。
なおこの曲は『第19回NHK紅白歌合戦』(1968年)の際の出場曲で、同時にグループとしては最後の出場曲でもある。過去2回(第17回・第18回)が自分たちのみで演奏していたのに対し、この時はレコードヴァージョンのように、グループ自身の演奏に加え、オーケストラが弦楽器演奏を併せてかぶせるという試みがなされていた。
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